構造体ー2 集成材
反り・歪・縮みがなく、確実な強度の「構造用集成材」
材木の単板(たんぱん)を貼り合わせて作る「集成材(集成材)」は、無垢の材料の欠点を補い、確実な強度を確保できる構造材です。
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【無垢材の欠点】
●節があると、その部分の強度が落ちる。
(その部分で折れやすくなる。)●長い間に材料が反ってくることがある。
●長い間に材料が縮んでくることがある。
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【集成材の特長】
◎単板を張り合わせることで、少々節があっても他の板が強度を補うので、安定した強度が確保できる。
ひのき材(無垢)の強度<集成材の強度
(E=9000) <1.2倍( E=10500)
ひのき(無垢)材に比べ約1.2倍の強度があります。◎繊維の癖が異なる単板の組み合わさって柱としている為、反りや縮みが少なく、建物の経年劣化(反り、歪、縮み)が生じない。
ミニ知識:一般に使用されている柱や梁の材料(カラ松や杉)に比べ、集成材は安い?・・・・と思っている方・・・・・実際には集成材のほうが価格が高くなっております。